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Home   特集記事ワインを知る   【麿 直之】MARO Wines醸造家の場合|THEワインキャリア

【麿 直之】MARO Wines醸造家の場合|THEワインキャリア

執筆者-ワインプラスカレッジ編集部 職業としてのワイン

12月 25, 2024

悩めるワイン業界人(と未来のワイン業界人)におくる「THEワインキャリア」の今回は、北海道でワイン造りを行うMARO Wines醸造家の麿直之さんにお話をうかがいました。

麿さんのキャリアについて

ワイン醸造家になるような人は、実家に畑を持っていて、などと思っていましたが、麿さんの経歴は全く違うところからスタートしていきます。

麿さんの社会人の一歩目は、当時勢いのあった人材採用支援を行う企業。ブラックな職場環境に耐えかねて、自身が転職支援を行っていた医療業界に転職を果たします。

しかし、転職先が超ホワイト企業だったこともあり、今度は日々の生活に物足りなさを感じるようになっていきます。

期せずワインの世界へ

そんなおり、親交のあった広告代理店の社長から新規事業として北海道でワイナリーを起ち上げるから手伝わないかと話をもらいます。

MR時代は新潟という米どころで仕事をしていたこともあり、日本酒は飲むけど、ワインはまったくだったそうですが、

「やりがいを感じられそうな職場環境、そして自分にしか造れないものを造るチャンスに面白みを感じ、決断しました。」

ということで、NIKI HILLS WINERY事業に醸造責任者として参画を果たします。

「素人に醸造を任せるの?」と疑問に思った貴方は正しいです。

もちろん、ワイン造りはそんな甘い世界ではありません。NIKI HILLS WINERYも近隣のワイナリーから技術提携の約束は取りつけていました。

経験ある醸造家の助け、新しいワイナリー、広告代理店の販売戦略。万事順調かと思われましたが、なんとワイナリーが立ち上がる1ヵ月前に技術提携の話は白紙に…。

1ヵ月後にはワイナリーも出来上がり、醸造免許もおりて、ブドウも到着する。しかし、ワインを造る技術は皆無。藁にも縋る思いで方々に連絡をしていくと、ドイツでワインを造る日本人醸造家、坂田千枝さんから

「とりあえず2週間ドイツに来なさい。最低限、ワインは造れるようにしてあげるから。」
まさに捨てる神あれば拾う神ありです。悩んでいる暇なんて当然ありません。現地でどんなブドウであっても、ひとまずワインにするための技術を教わります。

開業まで残り2週間。次は同じ北海道でワイン造りを行う10Rワイナリーのブルース・ガットラヴさんに教えを乞います。

こうして2015年10月、NIKI HILLS WINERYは誕生し、麿さんも自身のファーストヴィンテージを仕込むこととなります。

言うまでもなく、知識、経験、スキル、なにもかもが足りていない中での挑戦でしたが、2016年にできたワインを日本ワインコンクールに出すとなんと銀賞を受賞します。

とはいえ、自身の未熟さは自分が一番わかっており、貪欲に学習の場を探していきます。

2016年には酒類総合研究所と北海道ワインアカデミーで講座を受講し、少しずつ知識をためていきます。

「2016年ヴィンテージは、実験的に色々やってみることでワイン造りの面白さにはどっぷりはまることはできましたが、出来上がったものへの納得感は十分に得られませんでした。」

とは言いつつも、今度は香港のワインコンペティション” LE GRAND TASTING WINE AWARDS”で金賞を獲得します。

そうして、麿さんにとってのターニングポイントとなる2017年を迎えます。

この年、麿さんはニュージーランドでワイナリーを成功させた日本人醸造家、現TAKA K Wines(当時 KOYAMA WINES)小山竜宇さんの下で、ヴィンテージ・ワーカー(季節労働者)として経験を積ませてもらえることになっていたのです。

住み込みのような形で働きながら、小山さんや他のヴィンテージワーカーの人と、昼からワインを飲み、仕事をして、夕飯時にまたワインを飲む。この経験を通じて、初めてワインを好きになることができたと述懐します。

その後も、2018年にコヤマ・ワインズ(現TAKA K Wines)、2019年にオーストラリアのバス・フィリップ、2020年に南アフリカのマリヌーと名門ワイナリーで経験を積んでいきます。

さらに2021年には、ワイン科学の名門であるカリフォルニア大学デイヴィス校の講座を修了します。

経験と知識の両方を身につけ、麿さんは名実ともに「醸造家」となります。

それを証明するように、ワインコンペの中でも世界的に権威のあるInternational Wine Challengeで銀賞、Decanter World Wine Awardsでは日本ワインでは初となる欧州系品種の赤部門で金賞を獲得します。

意図せず独立へ

着々とキャリアを積み重ねていきますが、花に嵐のたとえのように、思わぬ事態は突然舞い込んできます。

なんと麿さんは2022年にNIKI HILLS WINERYを去ることになります。

再度、雇われとして醸造家になることも検討したそうですが、自身のワインを造りたい、そしてこれまで自分に知識や技術、経験を授けてくれた先達にならって自身も後進に繋いでいきたい、という思いから独立を果たします。

初年度は親交のあるワイナリーの醸造設備を使わせてもらいながら、MARO Winesを仕込みます。

しかし、醸造設備やスペースは借りるという立場上限定的であり、バックラベルに別のワイナリーの名前が載ることで、ブランディングをする上でも限界があると感じました。こういった経験を踏まえ、シェアリング型ワイナリー構想を形にしていきます。

こうして出来上がったのが、Hokkaido SPACE Wineryという委託醸造ではない、シェアするワイナリーです。

現在は、経験や技術はあるが資金的余力のない生産者に場を提供しながら、海外のトップワインメーカーを招聘して、世界基準のワイン造りを日本人が体感できるようにしており、北海道から日本のワイン産業に大きく貢献しています。

麿さんのキャリアの秘訣

さて麿さんのキャリアの秘訣はどこにあったのでしょうか?
お話をうかがった中で感じたのは

・高い向上心
・N=1発想
・持続的なビジネス創り

麿さんのキャリアの根本にあるのは、高い向上心。海外でヴィンテージワーカーとして働く際も100軒ほどのワイナリーにメールしたというから伊達じゃありません。

その上で、麿さんは様々な経験を積んできた自身を究極のN=1として事業展開をしていきます。N=1とは、統計データが一人、ひいては特定の一人の顧客の具体的なニーズを指し、そのきわめて具体的なニーズを解決することで展開していくビジネスの考え方をN=1発想といいます。

全くのゼロからスタートした麿さんだからこそ感じられるニーズに応えることで、ワイン業界に貢献しつつ、持続的なビジネスモデルとして経済価値と社会価値の両立を実現しています。

最後に

最後にワイン業界で働く人(これから働く人もふくめ)への伝えたいメッセージをうかがってみました。

「特に最近よく感じることですが、多くの人が焦って自分の目指すところ(成果を求める)に行こうとしすぎている印象があります。ワインという農産物を扱う以上、近道は存在せず、『遠回りこそ、一番の近道である』というくらいの気持ちで経験を積んでいってほしいです。」

麿さんのワインはオンラインからでもご購入いただけます。是非一度味わってみてください!

■MARO Wines.

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