12月 27, 2022
と思う人は多いと思いますが、そのあとにこう続くのではないでしょうか?
憧れがゆえに高く感じてしまうワイン資格への壁。今日は初心者の方でも安心して、ワイン資格にのぞんでいただくために知っておきたいことをご紹介していきます。
ワイン資格というと、まっさきに「ソムリエ」という言葉が浮かんでくるのではないでしょうか?もちろんソムリエもワイン資格であることに間違いはありませんが、実はそれだけではないのです!
ワイン資格を発行している団体には大きく二つあります。
一つ目は、日本ソムリエ協会。最も有名なソムリエの資格を発行しているのもこの団体です。ソムリエには実務経験が問われますが、実務経験なしで取得可能なワインエキスパートという資格もあります(ご友人・知人でワインの仕事をしておらず、ワインの資格を持っている方がいれば、こちらを取られている可能性が高いです)。ソムリエ、ワインエキスパートともに、ソムリエ・エクセレンス、ワインエキスパート・エクセレンスと呼ばれる上級資格も存在します。
*近年まではシニアソムリエ、シニアワインエキスパートという呼称でした。二つ目は、Wine & Spirit Education Trustと呼ばれる団体が出している、通称WSETの資格です。こちらは4段階のレベルに分かれており、4段階まで修了するとディプロマと呼ばれる資格を手にすることができます。今回は、最も一般的ないわゆる「葡萄バッチ」を手にすることができるソムリエ協会の資格について見ていきます。
では、ワイン資格取得のためにはどうすればいいでしょうか?ソムリエ協会の試験は、知識を問われる一次試験テイスティング能力を問われる二次試験
実技能力を問われる三次試験(ソムリエのみ)に分かれております。これら試験にいかに立ち向かっていけばいいでしょうか?また一人で挑んで戦えるのか、スクールに通うべきなのか、一緒に考えていきましょう。最初にワインエキスパートとソムリエの合格率はと言うと、だいたい30~40%くらいで推移しています(自動車免許試験の合格率がおよそ70~75%)。では、次は試験内容について見ていきます。一次試験の内容ですが、出題範囲はソムリエ教本になります。
ご覧の通り、なかなかの厚みのある本です。
内容はワインの歴史や造り方、ブドウ品種の特性や各産地の特色など多岐にわたります。(この画像を見て、モチベーション維持の心配をされた方はワインスクールの門をたたいた方がいいかも)とはいえ、一人では絶対に無理かというほどではありません。
数年来のワイン好きがこうじて、ワインの資格に興味を持ったという方で、ある程度のワインの産地、ブドウの品種を網羅的に理解できているよ、という方であれば独学でもなんとかなる範囲です。
では、二次試験のテイスティングはどうでしょう。テイスティング試験では、ワインエキスパートの場合は合計4種類の白赤ワインと1種類のお酒、ソムリエ試験の場合は合計3種類の白赤ワインと2種類のお酒がブラインド(銘柄など細かな情報がない状態)で提供され、それぞれについて、選択用紙から正しい選択肢を選ぶという形式です。
だいたい、ワインスクールではテイスティング対策のために100種類以上のワインとその他お酒の試飲をプロの解説付きで行うので、独学で挑むにはそうとうな労力とお金と時間が必要になってきます。
三次試験の実技については、実際に働いているレストランでの経験や練習が可能なのでここでは割愛させていただきます。
最後に、もう一つワインスクールの活用メリットを挙げるのであれば、試験勉強という長いマラソンの良き伴走者になってくれるということです。
「試験まで後何カ月、まだここまでしか勉強進んでないけど大丈夫?」「勉強はこのやり方でやっているけど正しいのかしら?」勉強を始めていくと、おそらく色々な不安に悩まされるはずです。
そんなときに、安心できる伴走者がいてくれるかどうかは、効率面だけでなく、精神的にも救われるはずです。
試験対策のための、ワインスクールの選び方ここまで読んでいただいて、「独学でやってやるぜ!」という方はこの後を読まなくても大丈夫です。ここからは、「やっぱりどこかでちゃんと学びたい」という方のためのワインスクールの選び方、向き合い方をご紹介します。
ワイン資格という目的のためにワインスクールを見る場合、確認すべきポイントは、
うんうんと頷けるものもあれば、うん?と首をかしげてしまい項目もあると思いますので一つずつ説明させていただきます。
費用が重要なポイントであることは言うまでもないでしょう。
各スクールで比較するとこんな感じになります。
アカデミーデュヴァン | レコールデュヴァン | ワインプラスカレッジ | 田辺由美のワインスクール | ヴィノテラス | |
費用 | ¥146,300* | ¥143,980* | ¥165,000 | ¥172,040* | ¥72,800 |
*入会金、教材費を含む
しかし、費用ばかりに気を取られてはいけません!
先ほど説明したように、ワインエキスパート/ソムリエ試験の合格率は30~40%。当然、スクールに通えばその可能性を大きく引き伸ばすこともできますが、転ばぬ先の杖ということで保証システムの有無も重要なチェック項目です。
アカデミーデュヴァン | レコールデュヴァン | ワインプラスカレッジ | 田辺由美のワインスクール | ヴィノテラス | |
保証サービス* | ×** | 20%OFF | 翌年無料 | ×** | ×** |
次に見ていくポイントは講師と生徒です!
もちろん、どんな生徒さんがいらっしゃるかは選べるものではないですが、少人数授業なのか大人数授業なのかは雰囲気も講師との距離感も変わってきます。
アカデミーデュヴァン | レコールデュヴァン | ワインプラスカレッジ | 田辺由美のワインスクール | ヴィノテラス | |
受講人数 | 24-48 | 20-30 | 8-15 | 20 | * |
最後は場所と空気です!残念ながら、お住まいの地域にワインスクールがない、という方も少なくないはずです。そういう方はぜひオンラインでの受講をお勧めします。
アカデミーデュヴァン | レコールデュヴァン | ワインプラスカレッジ | 田辺由美のワインスクール | ヴィノテラス | |
オンラインライブ | ○ | × | × | × | ○ |
場所 | 青山・銀座・大阪・名古屋 | 渋谷・新宿 | 広尾 | 赤坂 | オンラインのみ |
都内に住んでいて、ワインスクールはいっぱいあるのだけど、どこに通えばいいのやら。
という方は、ぜひご自身の肌に合う空気感のところを探してみてはいかがでしょう。
「ゴリゴリ勉強をしたいだけだから、昔通っていた受験予備校のような気を散らせるものもない集中できる空間がいい」
「勉強するといっても、せっかくワインの勉強をするのだから、素敵な空気感のところでやりたい」
色々な意見があると思いますので、できればそのスクールの周辺に行ってみたり、無料体験などで話を聞きに行ったりするのもいいかもしれません。
- アカデミーデュヴァン
-レコールデュヴァン
-ワインプラス
-田辺由美のワインスクール
試験対策を行う、ワインスクール比較以上見てきたポイントを、あらためて表にまとめると次のようになります。
アカデミーデュヴァン | レコールデュヴァン | ワインプラスカレッジ | 田辺由美のワインスクール | ヴィノテラス | |
費用 | ¥146,300* | ¥143,980* | ¥165,000 | ¥172,040* | ¥72,800 |
受講人数 | 24-48 | 20-30 | 8-15 | 20 | オンラインのみ |
オンラインライブ | ○ | × | × | × | ○ |
場所 | 青山・銀座・大阪・名古屋 | 渋谷・新宿 | 広尾 | 赤坂 | オンラインのみ |
保証サービス | ×*** | 20%OFF | 翌年無料 | ×*** | ×*** |
*入会金、教材購入費含む
**保証サービスを受けるにはスクール独自のルールを設けている場合があります
***各社HPでは確認できず
ワインスクールはあなたのもう一つの母校になる場所です。
また帰ってきたくなる場所、また会いたくなる人という視点で探してみてはいかがでしょう。
ワイン資格を取った!その後ワインの資格は、ときにあなたの仕事の助けとなり、ときにあなたの人生を彩ってくれるツールの一つにすぎません。
ワイン資格の取得が決してゴールではなく、そこから新しいステージの始まりなのです。
一緒に勉強した仲間とたまに会ってワインを酌み交わすもよし、スクール講師のレストランに行って「プロ」のサービスに触れるもよし、あなた次第でいかようにもワインライフは開けていきます。
ワインプラスは、むしろそんなあなたのワインライフのお手伝いができればと思っております。
ワインプラスでも試験対策講座お申込みはこちらから。
*ソムリエ試験対策講座の最新のご案内はこちらから
今後、こちらのジャーナルではワインを仕事にして生きていく人へのインタビュー記事「THE ワインキャリア」、趣味としてワインを人生に取り入れる各界著名人を取材した「ユアワインエクスペリエンス」など様々なコンテンツをあげていきますので、ぜひご期待ください!
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