ラングドックで特に季節の変わり目の4月や10月に地中海からアキテーヌ盆地方面に抜けていき、時によっては暴風となり様々な破壊をもたらすこともあるオータン風という特徴的な風。当然ながら葡萄畑にも激しく吹き付け葡萄樹をなぎ倒すこともあるが、そこまでの暴風でなければ葡萄の生育を健全に助けている。そのような時に厳しい自然の中、大いに風の影響を受けるモンターニュ・ノワールの麓で美しく実ったシラー/グルナッシュの表現として、マリスが造るAOCミネルヴォワの中心的なキュヴェ。醸造では最低限の介入によって仕立てる。コンクリートタンクで発酵後およそ10ヶ月の熟成。
強過ぎず正に絶妙なバランスに仕上がっている美しい味わい。
熟した黒系果実、ジューシーなブラックオリーブ、豊潤でしなやかな口当たりで、贅沢なデイリーワインとしてお楽しみいただけます。
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シラー、グルナッシュ
酸化防止剤(SO2)無添加
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【生産者の説明】
Maris / マリス
イングランド北部出身の英国人、ロバート・エデンが世界各地での醸造経験を経てフランスに移住し、中央山塊の南西端モンターニュ・ノワールの麓になる地で1997年に立ち上げたワイナリー。
それから間もなくこの地はラングドック最初の「クリュ・AOC」-"ミネルヴォワ・ラ・リヴィニエール"として99年に認定され、ラングドックの”クリュ化”の先鞭をつけた。以降、結果的にこのクリュの歴史とほぼ歩みを一にした現在までの20数年内において、ワインメーカーとして最もドラスティックな活動を見せたことで、ワイン自体の評価もさることながら、独自の地位を築き上げた蔵元となった。2002年には早々にエコセールを取得し、その後2008年のデメテール認証は同AOC内で最初のワイナリーとなっている。
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