アンデス山脈の麓、マイポ川にかかる独特の段丘に広がる自社畑。乾燥した地中海性気候になり、アンデス山脈から太平洋に向かってマイポ・ヴァレーの河川を吹き降ろす風が葡萄樹の間を通り抜け、夜間は効率よく葡萄を冷却する。手摘みで収穫された葡萄は、5日間の低温浸漬の後に小さめのステンレスタンクで発酵。その後ヴィンテージの個性に応じて産地の選定、焼き加減を指定したフランス産の木樽に移されてMLF。18ヶ月の熟成の後、無清澄、無濾過で瓶詰め。さらにリリースまで1年以上の瓶熟を経る。かつて林業にも携わっていたミゲルは、フレンチバリック新樽を自らトーストを行いカスタマイズして使用するこだわり。
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カベルネ・ソーヴィニヨン93%、カルメネール&プティ・ヴェルド7%
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【生産者の説明】
Besoain Wines / ベソアイン・ワインズ
ブルゴーニュ大学で醸造学を修めたチリ人のミゲル・ベソアインは、その後の10年間をフランス各地およびドイツ・ファルツの各ワイナリーでワインメーカーとして働いた。ミゲルの伴侶であるアレクサンドラは、ドイツ系のニュージーランド人で、ドイツでパートナーとなった2人は、2010年に自分たちのワイナリーを構えるという夢を実現するため、ミゲルの故郷であるチリに移住した。ミゲルの父が1989年に植樹した自社畑のあるマイポ・ヴァレーにワイナリーを構え、数年間ガレージワインを産み出していたが、ほぼ同時期の2011年に家族ぐるみでチリに移住した日本人醸造家・和田恒多とやがて縁を持ち、一緒にワインを造るようになった。マイポ・アンデスのロス・モロス地区にある自社畑は、標高650mでマイポ川の南東側のほとりになるテラスに位置しており、アンデス山脈からマイポ川を吹き下る風が畑の健全性を保ち、農薬の使用を全く必要としない。当主ミゲルは先ず”アルト・マイポ”のテロワールを如実に映し出したワインを理想と考えている。また毎年マイポを含むセントラルヴァレーを中心にベストと考える単一畑の葡萄を買い付け、手摘みされた高品質な葡萄のみを用い、丁寧な醸造でテロワールが反映したワインを造っている。
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