ジャン モーリス ラフォーの最もスタンダードになるカベルネ・フラン。ヴィエンヌ川沿いの漂砂と砂利の土壌になる複数の若い区画を中心に使用。しっかりと3週間ほどの果皮浸漬を経て4-6ヶ月を澱と共に熟成させる。丁寧に抽出された正に「果実味主体」の綺麗な酒質で、如何に真面目な生産者が真剣に作ったスタンダード・キュヴェかということが理解できる筈の上品な味わい。微かな青みがアクセントになっているが、13-14℃程度でやや温度低めに若飲みされることを念頭に置いた仕上がり。
__________
カベルネ・フラン100%
__________
【生産者の説明】
Jean-Maurice Raffault / ジャン モーリス ラフォー
1693年にマチュラン・ボトローが設立後、14世代に亘り、シノンでワインを造り続けてきた長い伝統ある蔵元。現当主ロドルフの父ジャン・モーリス氏は、1973年に父親から当時僅か4.5haのみの葡萄畑を受け継いだ後、地道に地域内の優良区画を購入し続け、最終的にドメーヌの地所は現在までに7つのコミューンに亘る50haにまで拡大。同氏はシノンの地全体の隆盛にとっても重要人物と見做され、元々この地でテロワールの違いに基づいた区画ごとのワイン醸造を行った最初のワインメーカーであった。区画名を冠して個別に各種銘柄をリリースするというのもシノンでは初めて同氏が手掛け、地域内の他の優良生産者の方向性にも大きな影響を与えた。
2009年より実質的な完全有機栽培に移行し、2019年から全ての赤の単一区画で有機認証を取得した。伝統に根差しながら丁寧なワイン造りを行う同地のトップ生産者と言って過言で無い。
__________
※実店舗で在庫を共有しているため、ご注文のタイミングで在庫数にずれが生じご注文いただいた商品が売切れとなる場合がございます。