グルナッシュ・ブランとヴィオニエを、500Lのドゥミ・ミュイ新樽で醸造・熟成させたキュヴェ。南仏の高級白ワインに求めたい要素ー華やかな香り、ボリューム感、まろやかさ、力強さ…をしっかりと満たしている。新樽100%醸造だが、使用前に4年の歳月をかけて乾燥させたオーダーメイドのオーク材を使用。これにより「香りの出にくい新樽」を作ることで、ストラクチャーを与えつつ、グルナッシュとヴィオニエの香りを阻害していない。果実味(アプリコット、ピーチ、洋ナシなど)と白い花の力強いアロマが感じられる。樹齢42年。年産3,000本程度と非常に少ない。Alc.14.5%。
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グルナッシュ・ブラン70%、ヴィオニエ30%
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【生産者の説明】
Domaine Maby / ドメーヌ・マビー
19世紀初頭にタヴェルに創業し、自家消費用と地元の顧客向けに売っていたのがその始まり。第2次大戦後タヴェルの市長を務めることになったアルマン・マビーによって、当時はモダンで機能的なセラーと新しい葡萄畑とを追加しドメーヌ・マビーとして設立される。「ドメーヌ・マビー」の刻印の入った最初のボトルがセラーから出荷されたのは1946年のことである。60年代にはアルマンの息子ロジェと義理の息子たちが加わり、”タヴェル”のアペラシオンを超えて"ガレ・ルーレ"(シャトーヌフのテロワールとして著名、丸い小石の堆積土壌)の広がる「リラック」にも広がった。そして2005年からはロジェの息子で3代目となるリシャールがワイナリーへ加わり、伝統を引き継ぎつつも60ha超のドメーヌに新しいエネルギ―を吹き込み、より洗練されたスタイルへ進化している。リシャールは15年ほど金融業界で働いており、”オペラ”への愛と「リラック」および「タヴェル」への揺るぎない確信とに満ちている。彼は有機栽培を導入し(2022年からユーロリーフ認証を取得)、収穫は手作業で、葡萄が最適な熟度に達したとき区画毎に行われる。醸造は温度管理されたステンレスタンクやコンクリートタンクを中心に、228Lのピエス、500-600Lのドゥミ・ミュイ樽を使用。酸化を嫌い祖父の代まで使っていた大樽は役目を終えた。リシャールは、2021年のギド・アシェット・デ・ヴァン誌の年間最優秀ワインメーカーの一人である。
ドメーヌ・マビーに輸入ストーリーはこちらから。
▶https://college.wineplus.jp/blogs/column/20250418
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