石灰の母岩に砂と粘土。樹齢は20~25年。早めに収穫したサヴァティアノに伝統的な松脂を加え発酵。(1,000Lに対して150gを添加)穏やかな松とマスティハ(ギリシャ原産の檜の様な香り植物で現地では「キリストの涙」とも呼ばれている。)の香り、豊かなボディ、長い余韻。Alc.12.5%。
日本では「松ヤニワイン」として、謎の存在(?) にもなっているレッツィーナ。ですが、時代は変わりました。
松ヤニはベースとなるワインの品質を隠すものではなく、素性の良いワインにアクセントを加えるスパイスのような存在として、近年は輝きを放っています。
現地のマスター・オブ・ワイン曰く「ギリシャにはペアリングという概念はない。多くのお皿を同時に並べるスタイルの食文化では、上質なレッツィーナが食事にリズム感を与える。」
現代の日本では、逆にこの個性的なワインは、ペアリングの強力な武器として活用できます。
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サヴァティアノ100%
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【生産者の説明】
Nikolou / ニコルー
コロピの中心部に位置し、1875年以来、150年間、家族経営で代々継がれているワイナリーで、化学者でワイン醸造学の教授であるヴァシリオス・ニコルーと息子で農学者兼ワイン醸造学者のエヴァンジェロス・ニコルーがワイン造りを行う。
1991年には周囲のワイナリーに先駆け最新の醸造設備を導入し、温度管理されたステンレスタンクでサヴァティアノを醸造。その結果サヴァティアノの隠れていた個性が引き出され再評価されるきっかけを与えることになる。近年はサヴァティアノ、マラグジア、アシルティコ、アギオルギティコなどのギリシャ土着品種だけでなく、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、シラーにも挑戦し評価を得ている。現代の食事に合わせた軽めのレッツィーナ。レッツィーナのオレンジワイン、レッツィーナのスパークリングワインといった今のトレンドに合わせた柔軟性もみせる。CEUCO(ヨーロッパでワインやチョコレートなど美食の職人を審査して表彰する伝統ある団体)により 2018年ヨーロッパのベストワイナリーに選ばれるなど、アッティカを代表する生産者と言える。
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