ムーランナヴァンの丘にあるあの風車のちょうど下方に位置する東向きの斜面で、ラ・ディラット(la Delatte)、レ・ルーショー(les Rouchaux)、レ・メゾヌーヴ(les Maisonneuves)の3区画に植わるガメイのアッサンブラージュ。
あまり風の影響を受けない区画で、"gorrhe"と呼ばれる特徴的なに花崗岩土壌。平均樹齢は40年以上。手摘みで収穫後50%全房で圧搾、15-18日間の低温浸漬。85%をステンレスタンク、15%を木樽で醸造され、17ヶ月の熟成の後に瓶詰め。
今まさに飲み頃の3つの区画から収穫されるガメイで造られたワイン。軽やかだけどよく熟したベリーの香り。コアにあるしっかりとしたタンニンが軸となります。
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ガメイ100%
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【生産者の説明】
Château du Moulin-à-Vent / シャトー デュ ムーラン ナ ヴァン
創設は1732年にまで遡り、18世紀にはこの蔵元の畑があるトランの丘にちなんで「シャトー・デ・トラン」と呼ばれ、その高品質な酒質で名声を得ていたシャトー・デュ・ムーラン・ナ・ヴァン。
19世紀にさらに大きな評価を確立したのは当時の所有者であったマダム・フィリベルテ・ポミエ。1862年のロンドンでの万国博覧会に出品された彼女のワインは当時ゴールドメダルを獲得し大きな名声を得ることに。ムーラン・ナ・ヴァンというワインを語るときに引き合いに出される「かつてはジュヴレ・シャンベルタンより高額で取引されていた」のは、正にこのシャトー・デュ・ムーランナヴァンのこと。
その後遥か時を経て2009年にこのエステートを購入したのはジャン・ジャック・パリネとその息子のエドゥアール。かつてのマダム・ポミエから150年に亘って受け継がれてきた哲学を享受した。
2013年からはセンス溢れる若き醸造家ブリス・ラフォンも参画し、エドゥアールとブリスはこの300年近い歴史のある蔵元を短期間で見事に復活させた。2009年の当初から栽培において一切の化学物質を使用しておらず、2022年に完全有機転換を完了した。
現在彼らの畑の平均樹齢は50年、ヘクタールあたりの平均収量は35hl/ha以下。所有する最良の3区画を含め、特徴的な6つの区画毎の個性にフォーカスした同社のワインは、毎年このアペラシオントップの評価を受けている。
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